いよいよ東経大キャリアデザインプログラム(略してCDP)も2期生を迎える春が来ました。
昨年に引き続いて、定員ぴったりの50名の新入生が入学しました。
その2期生を迎えるにあたって、1期生の有志が作る学生団体 TKU Unlimitedの学生たちが履修相談会を実施しました。隣の教室では教員による学習相談が行われ履修の相談を受け付けていますが、こちらでは2年生が1年生の相談にのるという行事です。履修登録期間の4月3日、4日の2日間にわたって実施されました。
大学に入ったばかりの新入生が、まず出くわすのがこの履修登録という作業です。履修登録では、今年履修する科目を自分で選び、自分で時間割を作ることになります。しかし高校生や受験生から大学生になったばかりの1年生は、どうやって科目をえらんでいいものやら、ということになりがちです。
特にこのキャリアデザインプログラムでは、1年生では学部を選ばずに入学し、2年生になる際に学部を選ぶという仕組みのため、4学部の学生とは履修の傾向も異なります。そのためCDPを1年間経験済みの2年生の登場というわけです。
この学生による1年生のための履修登録相談会を実施したのは学生団体TKU Unlimited。その代表である加藤美香さんからコメントをもらいましたので、ご紹介します。
入学式の翌日に、CDPの有志の1期生が、2期生を対象にした「履修登録相談会」を行いました。
企画した私たち1期生は入学当初、CDPという新しいプログラムには先輩がおらず、学生生活に不安を抱いていました。特に、時間割作成は、独特の組み方をしなければならないため、とても心細かった記憶があります。
そこで私たちは、CDPの縦の繋がりをもっとしっかりと作りたいと考えました。その繋がりの場であるTKU Unlimitedは、今年新たに2期生を迎えて活動していきます。
企画した相談会は、3つの「学生だから伝えられること」にこだわりを持った企画にしました。
1つ目は、履修した講義の感想や内容をメンバー内で共有し、実際に講義を受けてみた意見を2期生に伝えられるようにしたところです。私たちが履修して感じたことを伝えることに需要があると考えました。
2つ目は、私たちのプロフィールシートを作成したことです。ここには、1年生の時の時間割を記載し、実際の例を見て参考にしてもらえるようにしました。時間割の組み方も人それぞれなので、様々なパターンを提示することで、自分オリジナルの時間割を作れるのかなと考えました。
3つ目は、CDP生の初めての交流の場を作ったところです。冒頭に挙げた「不安」を解消するポイントは、実際の声を聞き、質問できる事です。やはり、実際に経験した人の話は心強いものですから、どうしてもこの相談会には思いがこもりました。
当日は想定以上の新入生に相談に来てもらえました。
やはり、経験談を聞きたいというニーズがあったのだと思います。1期生を増員し、とても活発的な雰囲気の中、無事に終了することが出来ました。また、早期に1期生と2期生が交流できたことにより、TKU Unlimitedの活動がスムーズにも行えるようになりました。
私からのメッセージになりますが、CDPの伝統行事として、これからも学生のアイデアと心のこもった履修登録相談会が続いていけばいいなと思います。